第1話 安佐北に残る小さな里の自然

ふるさとの環境

広島市郊外の安佐動物公園の近くに私のふるさとが残っています。
そこには、樹齢150年を超える自然の営みを耐えてきた大きなもみの木がそびえ立っています。


そして、100年もの間、人の営みを見守ってきた古い民家が残っています。




自然との共生

里は、古くから人と自然(動物、花木)の触れ合いがあり、春、夏、秋、冬の四季の時間軸に従い、人と自然が共生してきた場所でした。



 時間軸の変化

人の営みが現代化する中で、里は四季という時間軸から次第に人という時間軸に代わり、これにつれて、動植物の生態系も大きく変化しました。しかし、里には自然がそのまま残り、人の心を和ませてくれます。



里の自然に触れる楽しみ

自然に四季の時間軸で触れていくと、新しい発見がありそうです。


 樹木

 四季折々に木に咲く花を見る。

 花

 四季折々に咲く花を見る。

 虫

 昆虫に出あう。


 動物

  野鳥、鹿、猪など動物の生息と習性を観察する。




 草

 四季折々の草を観察する。


 なり物

 柿、栗など実のなる木、干し柿づくり。


 山菜、きのこ

 山の恵みの山菜を観察、きのこづくり。







山里にて


 ≪春≫ すずらん 4月

すずらんの花

  花言葉は「意識しない美しさ」
 フィンランドの国花です。
 開花は、4/5 から 5/15 頃。実はとても美しいが有毒です。


 ≪春≫ 日向ミズキ 4月


 花言葉は「思いやり」
開花は、3/15 から 4/5 頃。派手さもなく咲く小さな花だけれど、淡く優しい黄色にほっとします。


 ≪春≫ ハナミズキ 4月


 花言葉は「永続性」
ハナミズキは北アメリカ原産です。1912年、当時の東京市長がアメリカのワシントン市滞在している親日家たちに桜を送ったお礼として1915年に贈られました。白、赤、ピンクの花があります。


 ≪夏≫ ヤマユリ 7月

ヤマユリの花

 花言葉は「人生の楽しみ」
開花は、7月、8月 頃。神奈川県の県花です。
茎先に香りの良い漏斗状の花をつけます。

 ≪夏≫ 山に沈む夕日 8月

沈む夕日
 山に太陽が沈む光景です。季節は夏、長い一日です。


 ≪秋≫ サンシュユの実 9月

サンシュユの実

 花言葉は「持続、耐久」
花は、葉が開くより先に開花し、株全体が鮮やかな黄色に包まれます。開花は3月から4月で、小さく真赤な楕円形の実をつけます。


 ≪秋≫ 彼岸花 9月

彼岸花
 花言葉は「情熱」
秋の花として親しまれる彼岸花は「彼岸」の時期に咲く花です。彼岸花は、彼岸に咲くことから、不吉な印象があり、迷信ですが、贈り物にもちいることはほとんどありません


 ≪秋≫ コスモス 10月

コスモスと蝶

 花言葉は「調和」
日本人になじみ深い白、赤、ピンク、黄色とカラフルな色合いの花が風にそよぐ姿が美しい花です。


 ≪秋≫ 柿(渋柿) 10月

渋柿の実
 花言葉は「優しさ、自然美」
柿は梅雨のころ、黄色を帯びた白い花を付けます。葉はお茶
の代わりとして加工され飲まれることがあります。果実はタンニンを多く含み渋く、干し柿に加工されます。


 ≪秋≫ すすき 10月

風にそよぐススキ
 ススキにも花言葉があります。「活力・勢い」
細長くて華奢なイメージがありますが、実は、非常に強い生命力を持ちます。秋の七草の一つでもあります。

 ≪秋≫ 紅葉 11月

真っ赤な紅葉
 花言葉は「節制、遠慮」
路に咲く紅葉は葉が落ちる前に真赤になります。夕陽があたると明るい赤色がきわだちます。



 ≪秋≫ イチョウ 11月

イチョウの木
 花言葉は「荘厳・長寿」
秋になると、黄金に輝くような黄色い葉で幻想的な風景を作り出します。


 ≪冬≫ 山里の雪景色 2月


 
 段々畑から見る雪景色です。とてもきれい、台形の形をした山がおもしろいですね。